子育て家庭が安心して子どもを産み育てるためには、信頼できる保育園にいつでも入園できることが必要です。しかしながら、共働き世帯の増加や保育士不足の状況を背景に、保育の必要性が認定され保育施設へ利用の申し込みを行っているものの、利用ができていない待機児童の人数が増え、社会問題の一つとなっています。地域差はあるものの、待機児童数や隠れ待機児童数からも保育園確保が容易であるとはいいがたい深刻な状況です。
妊娠中から保育園確保のため適切な情報収集を行い、準備をする必要があります。まずは、夫婦の働き方からどのような保育園を選ぶべきか条件を整理しましょう。条件とは利便性、保育時間、受入れ月齢・年齢、保育のこだわり、予算などです。
これら条件を整理したら、次は情報収集を行います。情報の入手は早めに行うことが大切です。住んでいる自治体保育課のホームページで保育園情報を確認しましょう。
あわせて認定こども園や認可外保育園や幼稚園の預かり保育についても調べましょう。自治体のホームページに加えて、先輩ママ・先輩パパのクチコミも大切な情報です。気になった園のホームページをチェックしたり、実際に見学するなども大変参考になります。
また、保育園を確保し入園した後の”子どもの急な発熱”などに対応すべく病児保育、ベビーシッター型の訪問型サービス、更には病後児保育等の情報収集も必要です。万が一の際の仕事の調整方法も考えておかなければいけません。
本章では子育て中の医師に保育園確保から入園後の子育て奮闘記について執筆いただきました。是非ご参考にしてください。