日々成長する子どもとのかけがえのない貴重な時間である育休を終え、いよいよ職場復帰です。仕事と育児の両立に向け奮闘する日々に向けて可能な限り万全の態勢を整えておくことをお勧めします。パートナーと相談し、家事や育児の役割分担を決めましょう。また、子どもの急な病気に備えて、パートナーと大まかな日々のスケジュールを共有するとともに、ファミリーサポートセンターや病児保育など、公的・民間の育児支援サービスもあらかじめ検討してはいかがでしょうか。ベビーシッターや家事代行などのサービスを育休期間中に試してみるのもよいかもしれません。
職場復帰後の働き方や優先順位、キャリアアップについて自身の考えを整理するとともに、パートナーにも具体的な希望・要望を伝え、話し合いの機会をもつことをお勧めします。各種専門医の取得及び維持に必要な経験症例の積み重ねや学会出席・発表についてはこれまで以上に計画性を要します。子供が幼い時の学会出張に際しては、親子ともに事前準備が不可欠です。これらの働き方については、職場復帰に際して上司に伝えることも大切です。勿論、その後状況に応じて臨機応変に軌道修正することも想定しておきましょう。
